2015年11月19日木曜日

地方都市の在り方

 先日の日曜、
一つ目の大きなイベントが終わった。企画立案を友人と私でぶら下げて行ってから約一年の歳月。長い様であっという間だった。何も無い所から創り出すと言う事の大変さとその上にある充実感は充分に味わえたようだ。
さて次は、・・・っと走る前に、地方都市の在り方の根本を考え直さなければならないのかもしれない。未だ試行錯誤中なので答え等ない。

 基幹産業として「農業」を考えてみた。
合併後、広大な敷地面積(356㎢)を持つこの市。市民一人割にすれば相当な面積になる筈。これは本来市民の財産(固定資産税と言う家賃まがいの物がある)が、1/3以上は山林。しかもそこは除染対象地区。基本的に使い物にならない。平坦な土地の1/2が農耕地としよう。
 一人の農家が、人並みの収入を得ようとしたら麦と米の作付面積は3町~4町は必要なようだ。そしてこの写真の様なトラクターを買う事でさえ1000万近いお金が必要なのだ。どれだけの補助があるのか私はまだ調べていないが、基本的に補助の無い状態で食べていけなければ今後の担い手は出て来ない。ハウス物をやろうとしても、一棟百万単位で設備投資が必要なのだ。

 そして一番は、
今後数年のうちに耕作する方々が高齢化の為、空き農地が山ほど出て来るって事。これに対処すべくJAも動いているのだろうし、農家の方々も
「いくら赤字が出てもイイから後継者を育てろ!」
と叫んでいることがわかる。

 そして一つの実験に
最低でも半年の時間を費やし、日々研究している農家さんが沢山いる事も見落とせない事なのだ。今の状況で「食える農家」をやる為には、相当な覚悟が必要だと言う事を私は思い知っている。容易くないのだ。しかし、後継者を育てる事はその容易くない事をやらなければならないって事なのだ。

これは課題として
今後も事あるごとに書いて行こうと考えている。
私の友人がとても優れた農家なので。

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